その他の山・鉾・屋台行事

ユネスコの無形文化遺産に登録された以外にも両県には山・鉾・屋台行事が多くあります。

富山県|TOYAMA

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砺波市

出町子供歌舞伎曳山祭

【日時】毎年4月29日~30日 【会場】砺波市街地

【県指定重要無形民俗文化財】西町、中町、東の3基の曳山があり、ほぼ同じ造りの2層構造です。上層は白木や漆塗りなど各町特色のある御殿造りで、前部が舞台となっています。かつては毎年3基とも上演していましたが、昭和44年からは当番の1基だけとなりました。県内に唯一残る子供歌舞伎曳山で、鳥居前や辻々で上演されます。

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小矢部市

石動曳山祭

【日時】毎年4月29日 【会場】石動市街

【市指定重要無形民俗文化財】愛宕神社の春季祭礼として江戸時代中期に始まりました。11本の花山車が、拍子木や掛け声、囃子に合わせて石動市街地を巡行します。夜には提灯山となり、昼の絢爛豪華な様から一変、幻想的な姿で見る者を魅了します。

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南砺市

福野夜高祭

【日時】毎年5月1日~3日 【会場】福野中心市街地

【県指定重要無形民俗文化財】伊勢神宮の御分霊を行灯で迎えた故事により始まったとされています。1日、2日の宵祭りでは、夜高行燈の練り回しが行われ、2日の23時頃から始まる呼び物の引合い(ケンカ)では、若衆が相手方の行燈を壊し合います。3日の本祭りでは、4町の曳山が神明社に参詣し、神輿が町内を巡行します。

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富山市

越中八尾曳山祭

【日時】毎年5月3日 【会場】八幡社、旧八尾町内

【県指定重要有形民俗文化財】起源は1741年。養蚕で繁栄を極めた八尾町人が豊かな財力と美意識を競って、彫刻、彩色、漆工、彫金などの美術工芸の粋を集めた絢爛豪華な曳山を6基造り上げました。また、1階内部では浄瑠璃、長唄、清元などをアレンジした曳山囃子が奏でられ、江戸時代から息づく芸を感じることができます。

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高岡市

伏木曳山祭「けんか山」

【日時】毎年5月15日 【会場】八幡社、旧八尾町内

【県指定重要有形民俗文化財】起源は1741年。養蚕で繁栄を極めた八尾町人が豊かな財力と美意識を競って、彫刻、彩色、漆工、彫金などの美術工芸の粋を集めた絢爛豪華な曳山を6基造り上げました。また、1階内部では浄瑠璃、長唄、清元などをアレンジした曳山囃子が奏でられ、江戸時代から息づく芸を感じることができます。

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富山市

岩瀬曳山車祭

【日時】毎年5月17日、18日 【会場】諏訪神社、地区内

13本の曳山車(ひきやま)が岩瀬の町を曳き回されます。地山の上にたてもんと呼ばれる行灯が据えられ、判じ絵(語呂合わせの絵解き)となっていて、解読するのもおもしろいです。昼の間は町中の曳き回しが行われ、夜になると山車どうしが激しくぶつかり合い互いの力をくらべる曳き合いが行われます。

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小矢部市

津沢夜高あんどん祭り

【日時】毎年6月 第1金・土曜日 【会場】津沢市街

【市指定重要無形民俗文化財】五穀豊穣を願って開催される田祭りで、武者絵の大行燈が津沢市街地を練り回ります。1653年に伊勢神宮より御分霊を勧請した際に、日暮れを迎えた行列を村人が行燈で奉迎した事が起源と伝わっています。2つの大行燈が激しくぶつかり合い、相手の山車、吊りものを壊す「ぶつかり合い」は迫力満点。

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砺波市

庄川観光祭

【日時】毎年6月 第1土・日曜日 【会場】庄川地区一円

庄川観光祭では、庄川夜高行燈をメインに各種イベントが行われます。1日目には花火大会、夜高行燈の街練り、行燈コンクールの後「合わせ」と呼ばれる行燈同士のぶつけ合いが行なわれます。2日目の夜にも夜高行燈の街練り、合わせが行なわれ、夜空を熱く彩ります。

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砺波市

となみ夜高まつり

【日時】毎年6月 第2金・土曜日 【会場】砺波市街地

「五穀豊穣」「豊年満作」などを起源とする田祭りが発展したのが夜高です。鮮やかな赤色が目を引く、絢爛豪華な夜高行燈。初日はコンクールを行い勢揃いします。2日目には2台の大行燈が左右に分かれ、激しくぶつかり合う「突き合わせ」を行います。激しくぶつかり合うシーンでは会場は一気に盛り上がります。

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氷見市

祇園祭り

【日時】毎年7月13日、14日 【会場】御座町日吉神社、中町日宮神社、氏子町内

市街地中心部の「中の橋」をはさんで、南北に分かれて行われています。南は日吉神社氏子十町、北は日宮神社氏子六町の大祭として、神輿と太鼓台が氏子区域を巡行します。南は5基の曳山も繰り出します。

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射水市

黒河夜高祭

【日時】毎年8月23日に近い土曜日 【会場】黒河地区

【市指定重要無形民俗文化財】戦国時代の武将、岩見重太郎の故事に因み、江戸時代より伝承されてきた祭りです。戦前まで五穀豊穣を祈願して行われていた小型の行灯による夜高が、1975年に子ども祭りとして復活。子ども達による夜高行灯が地区内を練り歩き、提灯で飾られた山車も曳き回されます。

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射水市

新湊曳山まつり

【日時】毎年10月1日 【会場】放生津・新湊山町内一円

【県指定重要無形民俗文化財】【市指定重要有形民俗文化財】放生津八幡宮の秋季例大祭。勇壮で典雅な曳山囃子の音色と『イヤサー・イヤサー』とのかけ声が響き渡る中、13本の曳山が昼は花山、夜は提灯山となり町中を練り廻ります。2日は築山で神事が行われ、夕方までには片付けられます。

岐阜県|GIFU

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岐阜市

岐阜まつり

【日時】毎年4月 第1土曜 【会場】伊奈波神社

伊奈波神社で行われる神事で幕を開けます。夜、提灯を揺らしながら進む4台の山車と、担ぎ手の掛け声と共に進む神輿。鳥居前広場に山車が曳き揃えられると境内の桜の下で人形からくりが上演され、クライマックスには花火が上がります。

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御嵩町

御嵩薬師祭礼(みたけやくしさいれい)

【日時】毎年4月 第1日曜 【会場】願興寺境内

【県指定重要無形民俗文化財】1000年以上の歴史をもつ、岐阜県の重要無形民俗文化財で、しきみの枝で蝿追が参拝者を叩くという一風変わった魔除けの儀式が呼び物となっています。山車・獅子・仏像などが公開されます。本堂修理工事のため、2019年度以降は未定です。

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美濃市

美濃まつり

【日時】毎年4月 第2土曜・翌日曜 【会場】八幡神社他市街地

【県指定重要有形民俗文化財】八幡神社の祭礼で土曜日8時30分からは桜色に染められた美濃和紙で飾られた30基余りの花みこしが、日曜日は13時から6輌の山車と9種類の練り物が奉納されます。両日の夕暮れからは、市内各地で流し仁輪加が演じられます。

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関市

関まつり

【日時】毎年4月 第3土曜・日曜 【会場】春日神社、本町通り他

【県指定重要有形民俗文化財】加茂女官の人形と魔振り人形とのカラクリが行われる加茂山車及び浦嶋太郎の人形と魔振り人形とのカラクリが行われる浦嶋山車は、岐阜県指定重要文化財。関まつりの2日目に市内を巡行します。午後過ぎにスタートして本町通りから貴船神社を通り春日大社まで。到着地の春日神社で春の大祭に参加します。

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八百津町

久田見祭り(糸切りからくり)

【日時】毎年4月 第3日曜「本楽」 【会場】神明神社、白鬚神社

【県指定重要無形民俗文化財】この祭りの始まりは1590年からと伝えられ、6両の山車が出ます。山車の上では毎年新作のからくり舞台が演じられ、からくり人形を操る糸と操り手が動かす糸が繋がっていない「糸切りからくり」が国の無形民俗文化財に選択、岐阜県の重要無形民俗文化財に指定されています。

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羽島市

美濃竹鼻まつり・ふじまつり

【日時】毎年4月下旬~5月上旬 【会場】竹鼻商店街一円、竹鼻別院、八劔神社、御坊瀬戸広場

【県指定重要有形民俗文化財】「美濃竹鼻まつり・ふじまつり」は、県指定天然記念物の“竹鼻別院のフジ”と、同じく県指定重要有形民俗文化財である“竹鼻まつりの豪華絢爛な山車”の2大スターの共演で開催します。毎年5月3日に行われる竹鼻まつりは、竹鼻町の氏神八劔神社の祭礼で、13輌の山車が半数ずつ隔年交互曳行されます。

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垂井町

垂井曳山祭

【日時】毎年5月2日~4日 【会場】八重垣神社、中山道垂井宿一帯

【県指定重要有形民俗文化財】660年以上も続く垂井町伝統行事で、三輌の「やま」は、いずれも精巧な造りに漆塗り、蒔絵、名工による彫刻金具などを施した絢爛豪華なもので、県重要有形民俗文化財に指定されています。「やま」の舞台では子供歌舞伎が演じられ、大人にも劣らない堂々さと可憐さ、かつ素人離れした演技をご覧に、多くの観光客が訪れます。

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揖斐川町

揖斐まつり

【日時】毎年5月4日、5日 【会場】揖斐川町

【県指定重要有形民俗文化財】300余年の伝統がある「揖斐まつり」。3日は揖斐川町地域交流センターはなももで「子ども歌舞伎特別披露」、4日、5日は豪華絢爛な5輌の「やま」曳き揃えと「やま」の舞台で演じられる華やかな子ども歌舞伎の披露が、それぞれ三輪神社周辺で行われます。

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養老町

高田祭

【日時】毎年5月 第3土曜・日曜 【会場】愛宕神社

【県指定重要有形民俗文化財】県指定重要文化財の三輪の曳軕3台(猩々軕、林和靖軕、神楽獅子軕)が曳き廻され、神楽や人形からくりを披露します。当日は各種イベントが行われます。

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本巣市

長屋神社の祭礼行事

【日時】毎年8月2日 【会場】長屋神社

【県指定重要無形民俗文化財】一本茶漬け、神輿の渡御、山車の稚児舞と獅子舞に続き、若武者姿の乗子が馬に乗り境内を駆け抜けます。1回目は赤の衣装で日の丸の大きな扇子、2回目は紫の衣装で5色の吹流しをなびかせ、3回目は白衣装で花笠を開き紙吹雪を舞い散らせながら疾走しフィナーレを飾ります。

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養老町

室原祭

【日時】毎年10月初旬 【会場】室原、熊野神社

【県指定重要有形民俗文化財】室原祭には「万歳閣(ばんざいかく)」「鳳凰山(ほうおうさん)」「臥龍閣(がりゅうかく)」の3つの曳車山があり、これらが鳥居の前に曳き揃えられるのが、祭りの見所です。

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大垣市

綾野まつり

【日時】毎年10月 第2土曜 【会場】綾野白鬚神社、綾野地内一円

大垣市の綾野には、江戸時代末期より伝わる5両の曳軕があり、秋の豊作に感謝し綾野白鬚神社の祭礼に奉納されます。各町内の軕蔵で、祭礼当日の早朝から飾りつけを行い、午後1時頃から町内ごとに曳軕車山巡行が行われます。

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